「カフェ・ド・ヴェルサイユ」のケークサレ その2

 

「グリエールチーズとタマネギ、ベーコンのアルザス風ケーク」は、塩ケーキの定番ともいえるものです。グリエールチーズを主役として、炒めたタマネギ、ベーコン、グリーンピースの美味しさが絶妙にマッチした、ややボリューム感のあるケークサレです。

 

炒めたタマネギの甘さと同じくカリカリに炒めたベーコンの旨味とのコンビネーションは、クセが無く、どんなシーンにもマッチし、誰もが美味しいと感じることの出来るオーソドックスな味です。そして、マイルドなグリーンピースの甘さと、松の実の香ばしさが、単調になりがちな塩味の中でアクセントとして浮き上がってきます。

 

こういったシンプルでクセのない味であるために、朝食や軽い食事、前菜など色々な場面でも活躍するのです。忙しい朝などには、サッとスライスしてオーブントースターで軽くトーストして食べれば、具材がたっぷり入った簡単なお惣菜トーストとして重宝します。

 

また、夏の暑い時期には、冷蔵庫から出してそのまま冷えた状態でも美味しく食べられます。もちろん、ビールのおつまみにも最適です。

 

「クリームチーズとズッキーニ、トマトのプロヴァンス風ケーク」は、クリームチーズの濃厚な口当たりとさわやかな酸味が効いたケークサレであり、濃厚で力強いトマトの味と、瑞々しい野菜が持つ独特の酸味が楽しめます。

 

ズッキーニの素朴な味わいや、オリーブの風味とオレガノのスパイシーな香りなど、それぞれの個性が上手く調和したオードブルにぴったりなケークサレです。ホームパーティーなど、いつもよりちょっぴり贅沢で楽しい時間のはじまりを飾るオードブルには最適です。